エアコンのフィルター自動掃除機能について
エアコンクリーニングの依頼の中で、ご家庭のエアコンの約半数くらいがフィルター自動掃除機能
付きです。
この機能は2003年に富士通が最初に搭載した機能ですが、その後エアコンメーカーは各社それぞれ
の方式でこのフィルター自動掃除機能を搭載した機種を販売しています。この機能は付加価値機能
的なものなので、各メーカーの上位機種に付いています。
上位機種ということは当然ながら、家の中心であるリビングにあるエアコンには能力の大きい上位
機種が付いているお宅がほとんどです。
でもこのフィルター自動掃除機能は油分を含んだホコリには弱いとゆうか、役に立ちません。
なので、リビングのフィルター自動掃除機能付きのエアコンは滅茶苦茶に汚れていることが殆ど
です。リビングは油分の多い埃が多く、人数も多く、使用時間も長いからです。
この事実は、世間的には全く知られていません。メーカーの説明書には記載されていますが、
販売時には説明やアドバイスはないのが現状です。まだ暫くこの状況が続くのは間違いなさそう
ですが、どこのメーカーも改良はしていますが、根本解決には至ってないです。
ここ数年というか10年くらいはこのロボ機構に進化が感じられません。もうなんというか、
コストの関係か、大人の事情かわかんないけどほとんど進化がないです。
この先どう変化して、このメカを維持するのか廃止するのか、まだ10年くらいかかり
そうな気がします。この時代にデジタルは物凄い勢いで進化しても、メカ的なものは
なかなか進化しない、白物家電というのは基本は変化しないものですな。